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静雄さん

「おいしい」を育む自然のちから

山形県の庄内地方で植酸栽培という環境保全型農法で野菜作りをしている生産者と協力してWebサイトを始めました。植酸栽培とは、植物が自身の生育にベストな環境を作り出すために本来持っている土壌改善機能を利用し、土壌を最適な状態にすることによって植物の生命力を最大限に伸ばすことができる栽培方法です。そのため、病害虫に負けない丈夫な株に育ち、農薬や化学肥料に頼らずとも、健康でおいしい野菜を育てることができます。さらには、農薬や化学肥料、粗悪な有機肥料で汚染された土壌までも無害化し、自然本来の状態に戻すことができる、およそ40年以上も続いてきた農法です。

【解説動画】『簡単にわかる植酸栽培』

パプリカ

植酸栽培で育てた野菜やお米、甘酒を使ったマヨネーズ「発酵甘酒マヨ」がご購入頂けます。

OUR LOCATION

産土

山形県の庄内地方は、米どころとして有名な庄内平野が知られていますが、海沿いには日本三大砂丘に数えられる庄内砂丘があり、砂丘地の水はけの良さを利用した農産物や日本海の海の幸、出羽山地の山の幸など食の多様性に富んだ土地です。庄内地方は、日本海側からミネラル豊富な海風と内陸側の出羽山地から吹き下ろす冷たい風が年間を通して吹いています。これは植物にとって虫がつきづらく、湿気が滞留しづらいため、カビなどが原因で発生する病気になりづらい恵まれた環境です。また豊富な地下水に恵まれ、春から夏にかけての日照時間が長く、冬には一面雪景色となるなど、東北ならではの四季折々の農産物や景色が楽しめます。

庄内平野
トマト農家

農家の誇りと自信
​そして、やりがいを取り戻す。

残念なことにどんなにこだわり抜いた優れた栽培方法を実践し、手間暇をかけ高い資材を投入したとしても産地や品種でひとくくりに販売され、資材は高騰する中で野菜は安いまま。誇りや自信を捨て、生産性や効率性を重視し、安く簡単に栽培できる方法を選択せざるを得ない農家がたくさんいるのが、日本の農業の現状です。しかし、これは安くて見た目がいいものを望むあまり、農家の野菜作りにかける思いや誇りに耳を傾けなかった私たち消費者が作り出した問題なのです。

 

農家がもう一度、誇りや自信を取り戻し、やりがいを持って取り組める農業にしていくため、真剣に野菜と向き合う農家の姿を農家の想いやこだわりなど、これまで伝えられなかった野菜の背景を伝えていきます。

植酸栽培野菜②
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